もとの図形とリンクしたクローン図形をつくる
Inkscape（インクスケープ）で同じ図形をつくるにはコピーする方法がありますが、今回は「クローン」機能を使ってみたいと思います。
クローンとはその名のとおり図形の分身で、もとの図形にリンクした状態で作成されます。
時間短縮もできますので、ぜひ使いこなしてください。
目次 Table of Contents
クローンの作成でクローン図形をつくる
パス（ペンツール）を使って円を描きます。
図形を選択し「編集」をクリックします。
「クローン」－「クローンを作成」をクリックします。
もとの図形に重なるかたちで“クローン”図形ができました。
ドラッグして位置を動かします。
クローン図形の特徴はもとの図形にリンクしている点です。
もとの図形に色を塗ってみましょう。クローン図形が選択されている状態で「編集」－「クローン」－「オリジナルを選択」をクリックします。
もとの図形が選択されました。放射グラデーションで色を塗ってみます。
クローン図形にも同じグラデーションが適用されました。グラデーションパスを動かすと全ての図形が同じように連動します。これは楽ですね。
クローン図形のリンクを外す
クローンは便利ですが、常にもとの図形の編集内容がコピーされます。
次は、クローン図形のリンクを外して単独の図形にしてみます。クローン図形の1つを選択します。
「編集」－「クローン」－「クローンのリンク解除」をクリックします。
もとの図形の色を変えると、リンク解除をした図形の色だけはそのまま変わりません。
クローンが単独の図形に変わりました。
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