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googleが気球を開発!?

 

無線通信用の気球を山ほど飛ばしてどこでもネット

Googleが、Wi-Fi(インターネットの無線)の新プロジェクト「Project Loon」を発表しました。このプロジェクト、バルーン(風船)とドローン(無人で飛ばせる飛行機)を使って、世界中どこでもインターネットができるようにするという壮大な企画。Wi-Fiを積んだ数千個にも及ぶ気球をはるか成層圏付近まで飛ばし、山間部や農村部などの整備が行き届いていない地域のネット利用をサポートするという話です。
すごいですね。発想はいたってシンプルというか、だれでも考えたことぐらいはあるかもしれませんが、本当にやっちゃうあたりがすごいです。
日本にいるとネットが使えないという不便さを感じることはほとんどありませんが、世界規模でみるとまだまだ整備が整っていない地域は多くあるようです。もちろん人が住む地域だけではなく、標高何千m級の高山とかジャングルとか、南極だったりといった極地でも無線通信ができるようになれば、災害が起きたときの救助や捜索にも大きく貢献できるでしょう。もともとGoogleは、航空写真を使ったGoogle Mapサービスを提供していますから、このプロジェクトが成功すれば通信以外の用途でも活躍しそうですね。

 

Project Loonにあたって、GoogleはTitan Aerospaceという企業を買収しました。この会社はドローンの開発をしている会社。「ドローン」という言葉は主に軍事方面でよく聞かれる無人飛行機を指す言葉で、Titan Aerospace社の無人飛行機は高度2万メートルの大気圏を、太陽光エネルギーで3年間飛び続けられるそうです。海や大地にアンテナ施設を建造しまくることと比べるとエコな技術なんですね。
Titan社の買収では、Facebookも名乗りをあげていました。結局はGoogleの勝利となりましたが、Facebookもイギリスのドローン開発企業Ascentaを買収しました。世界的なインターネット企業2社が取り合うほどドローン技術は注目されているようです。
このほかアマゾンでも無人ドローンを使った配送計画をしていたり、自動車業界でも自動運転機能の開発をしていたりと、子供のころ描いた未来都市がもうそこまできているのかもしれませんね。