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9月公開の映画「アントマン」のミクロの世界

 

ミクロのヒーローアントマン

今年9月に日本初公開となる映画「アントマン」。
アントマンはアメリカンコミックの人気ブランド「MARVEL」で登場するキャラクターの一人だそうです。有名なところでは、スパイダーマンやアイアンマン、X-MENなどはこのMARVELから生み出されたヒーローです。
 
このアントマン、新開発の特殊スーツを着ることで名前の通り昆虫の「アリ」サイズに縮小できるという一風変わったヒーロー。小さくなってもそのパワーは変わらないのか、予告編を見る限りでは小さいまま破壊力のあるパンチをお見舞いしているようです。
ヒーローものらしくストーリーはいたってシンプルそうです。
アイアンマンになることを命ぜられたのは、窃盗を犯し服役中の男「スコット・ラング」。ラングに課せられた使命は、悪の組織が開発した究極兵器を止めること。その究極兵器とは、、、なんのことはありません。悪の研究組織が開発した「イエロージャケット」を着た人間兵器、つまりは「偽アントマン」です。こいつをアリのようなミクロサイズ同士で戦ってやっつけるぞーというお話です。

 

虫を捕る少年 昆虫採集

 

ミクロのヒーローという一寸法師的発想のテーマですが、最近ニュースでたびたび見かけた「HI-MEMS」という科学研究を思い起こさせます。
HI-MEMSとはHybrid Insect Micro-Electro-Mechanical Systemsの略で、小さな昆虫にマイクロチップを装着して遠隔操作しようという研究の総称です。
ご存じの方もそうでない方もいらっしゃると思いますが、すでに人間の科学は「生きた虫をコンピュータで操作する」ということに成功しています。
ミシガン大学では2008年にカナブンの飛行制御に成功しています。カナブンの離陸から着陸、飛行中の上下左右への方向転換など、本当ですか??というようなことができているそうです。

最近注目されているのは、無線による虫の遠隔操作に成功したというのが理由です。これまでの実験では、何らかの配線をつないで電気信号で操作する実験だったわけです。
研究がすすめば色々な用途に活用できそうです。マイクを搭載した虫を使ったスパイだったり、ガス検知センサーを取り付けた災害時の捜索だったり。
実際にそんな研究が行われているというから驚きです。

 

こうやって書くと、映画の公開と虫の研究がすごく関連があるように見えますが、何かしらはあるのでしょう。
人命救助などに役立つ研究ならばすすめていただきたいと思います。ドクターゲロが生まれないことを祈ります。